2011年10月30日

リボンについて:『魔法少女まどか☆マギカ』と『白いリボン』のメモ

テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と映画『白いリボン』に出てくるリボンのメモを置いておきます

『まどか☆マギカ』のセリフは
魔法少女まどか☆マギカ WIKI - ネタバレ考察/台詞集
http://www22.atwiki.jp/madoka-magica/pages/83.html
にあるものをコピペさせていただきました

リボンは伸ばすと直線になるが、曲げたり、巻いたり、結んだりして使われる
リボンにはさまざまな色がある

・まるいものとしてのリボン
『魔法少女まどか☆マギカ』(以下『まどマギ』と略す)の世界では、円、まるいもの、曲線的なものが女性の力、魔法少女の力、魔女の力として描かれている
巴マミが武器としてリボンを使う リボンを巨大な銃に変えて放つ必殺技「ティロ・フィナーレ」等
参照
『まどか☆マギカ』のまるいものメモ: 新乞食袋
http://boukyakutei.seesaa.net/article/231254773.html


・意志を伝えるもの、結ぶもの、絆としてのリボン
親から子へのリボン
『まどマギ』
第1話冒頭でまどかが赤(ピンクに近い)いリボンと黄色いリボン、どちらをつけるべきか母親の詢子に問う場面がある
まどか「リボン、どっちかな?」
詢子、赤いリボンを指差す
まどか「え〜。派手過ぎない?」
詢子「それぐらいでいいのさ。女は外見でナメられたら終わりだよ」
詢子「ん、いいじゃん」
詢子「これならまどかの隠れファンもメロメロだ」
まどか「いないよ、そんなの」
詢子「いると思っておくんだよ。それが、美人のヒ・ケ・ツ」
『白いリボン』
冒頭、外から遅く帰り、(嘘の)言い訳をした長女と長男に父親の牧師が云う
お前達が幼い頃、純真無垢であることを忘れないようにと、お前達の髪や腕に白いリボンを巻いたものだ。
しっかり行儀が身についたから、もう必要ないと思っていた。私が間違っていた。
明日、罰を受けて罪が清められたら、母さんに白いリボンを巻いてもらえ。
お前達が正直になるまで、取ってはならない。
母親が裁縫箱から取り出した巻き布を伸ばし、鋏で切り分け、子供のためのリボンを作る

友へのリボン
『まどマギ』
最終話、世界の概念となったまどかの事を、忘れてしまう、もう二度と感じ取る事さえ出来なくなってしまうと嘆くほむらに対し、まどかが
まどか「ううん。諦めるのはまだ早いよ。ほむらちゃんはこんな場所まで付いて来てくれたんだもん」
まどか「だから、元の世界に戻っても、もしかしたら私のこと、忘れずにいてくれるかも」
まどか「大丈夫、きっと大丈夫。信じようよ」
まどか「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから」
まどか「きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。そうでしょ?」
と自分の赤いリボンを解いてほむらに渡す
その後、まどかによって書き換えられた世界では、ほむらの手にまどかのリボンが握られており、ほむらだけがまどかの事を記憶している
まどかの母だった詢子がほむらの髪に結われた赤いリボンを見て云う
詢子「お?そのリボン、すごくかわいいね。アタシの好みにド直球だわぁ。ちょっとビックリしたくらい」
ほむら「差し上げましょうか?」
詢子「あははは、こんなおばさんには似合わないって。まあ娘とかいたら?付けさせたかもしれないね」
最終話と1話、書き換えられた世界と書き換えられる前の世界が親子のリボンによって結ばれる
ほむらはまどかのリボンを自分の髪に結って戦い続ける
参考
魔法少女まどか☆マギカ最終話の演出の解説 リボンが象徴する事 - karimikarimi
http://d.hatena.ne.jp/karimikarimi/20110422/1303447202

神から人へのリボン
『まどマギ』のまどか(世界原理)からほむらへのリボン、『白いリボン』の親(絶対者)から子へのリボン、ともに神から人へのリボンと見る事も出来る


・標識としてのリボン
『まどマギ』
第1話で、まどかの赤いリボンを見たさやかは「お?可愛いリボン」と反応し、「モテモテな美少女に変身」するため母親から教わった「モテる秘訣」と解釈する
赤(ピンク)いリボン=女性らしさ、恋する乙女の標識
その後さやかは自らの恋が叶わぬ絶望から魔女と成る
魔女と化したさやかの首にはピンクのリボンが巻かれている
『白いリボン』
神学の授業を前に騒いでいた生徒たちに牧師が云う
私は去年、娘の髪に白いリボンを結びつけた。
白とはもちろん純潔を表す色だ。リボンはクララの助けになる。
罪、我がまま、妬み、無礼、嘘、怠惰を避けるために。
今年になって、娘は十分成長した、リボンはいらないと―うっかり信じてしまった。
聖職者の娘として、責任ある人間になったと…
白いリボン=聖別された者、浄められた者、純潔、無垢な者の標識であるとともに、罰せられた者の標識badge of shameにもなっている
巻かれた鞭としてリボンが機能している
参照
『The White Ribbon/白いリボン』ミヒャエル・ハネケ監督 その2 ぷらねた 〜未公開映画を観るブログ〜/ウェブリブログ
http://planeta-cinema.at.webry.info/201004/article_2.html
腕章のようにも見える→ナチズム、ファシズムを示唆

・拘束具としてのリボン
『まどマギ』
第3話と10話でマミがほむらを拘束するのに使う
第10話でほむらが誰にも頼らずに未来を変え、まどかを救う決心をすると共にリボンを外し三つ編みを解く→三つ編みが表す乙女のか弱さ、縛りを解くことによる内なる力の解放、強い決意を表す
『白いリボン』
牧師の息子はオナニー防止のため、就寝時、白い布でベッドに手を縛られる
貞操帯のようなリボン 倫理的縛り付け
父の(宗教的)価値観による拘束


・落ちるリボン
『まどマギ』
最終話はフィルムが終端まで達した映写機の音と、赤いリボンが落ちる映像の演出で終わる
(第1話はレース付きの幕(ワルプルギスの夜のスカート?)が上がる演出で始まった)


魔法少女まどか☆マギカ
http://www.madoka-magica.com/
映画「白いリボン」公式サイト
http://www.shiroi-ribon.com/
posted by s at 15:09 | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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