2011年12月31日

キリスト教に対する冒涜を理由にオーストリア政府から上映禁止、フィルム没収の処分を受けた映画はヴェルナー・シュレーター監督の"Liebeskonzil"であるらしい事

トルコの裁判所がネットでの宗教的侮辱/冒涜に対する起訴状を受理したニュース
Turkish court accepts online blasphemy case, ECtHR ruling precedent
http://www.todayszaman.com/news-266864-turkish-court-accepts-online-blasphemy-case-ecthr-ruling-precedent.html

他人の信仰を冒涜する表現の(自由の)制限
の判例として示されている、キリスト教に対する冒涜を理由として
1985年にオーストリア政府によって上映禁止にされ、フィルムが没収された映画
その後、欧州人権裁判所ECtHRでの裁判で、欧州人権条約第10条に書かれている表現の自由と
(9条に基づく)平和な信仰生活を享受する自由との対比が争点になり
判決(1994年)ではオーストリア政府による処分が支持される事になった作品
って何んだろう?

と思って調べたら
この映画は
Werner Schroeterヴェルナー・シュレーター監督(当時西ドイツ 2010年に死去)の
1982年の映画"Liebeskonzil"であるらしい
これの原作はOskar Panizzaオスカー・パニッツァによって1894年に書かれた劇で
この原作者の方も発表当時に涜神性、猥褻な性描写を問題視され有罪になったとか
映画の方は1983年にサン・パウロ映画祭で批評家賞を獲ったとか
そういうのは下のリンク先で得た知識です、間違い有ったら御免

Liebeskonzil – Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/Liebeskonzil
Das Liebeskonzil – Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/Das_Liebeskonzil
身体・病気・医療の社会史の研究者による研究日誌 自慰をするロンドンの花たちと精神病 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/akihito_suzuki2000/archive/2006/06/29

判決文
In the case of Otto-Preminger-Institut v. Austria
http://www.iidh.ed.cr/comunidades/libertadexpresion/docs/le_europeo/otto%20preminger-institut%20v.%20austria.htm

ヨーロッパ人権条約
Council of Europe - ETS no. 005 - Convention for the Protection of Human Rights and Fundamental Freedoms
http://conventions.coe.int/treaty/en/Treaties/Html/005.htm


どどいつ文庫のMemo帳氏に教えてもらったので追記
パニッツァの原作の日本語版
『血と薔薇』2号にオスカー・パニッツァ作・天上の悲劇『愛慾公会議』として、村田経和の抄訳と注解が載っている
血と薔薇コンテンツ2
http://homepage2.nifty.com/weird~/titobaramokuji2.htm
薔薇十字社本
http://www3.tky.3web.ne.jp/~taqueshi/rosencross.html
筑摩書房のパニッツァ全集に種村季弘訳『性愛公会議』として入っている
筑摩書房 パニッツァ全集 3 / オスカル・パニッツア 著
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480772039/
posted by s at 07:49 | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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